中山道をめぐる熊谷の歴史と文化財
中山道とは
中山道は、古代の官道「東山道」と道筋をほぼ同じにするが、武蔵国と信濃国の一部はずれている。また、1602年(慶長7年)をもって成立したとするのが一般的であり、一番遅く成立した伏見宿の時期、1694年(元禄7年)をもって完成したとされている。
中山道の名称:1716年(正徳6年)に幕府は、それまでの中仙道及び中山道両方の表記を中山道に統一した。
中山道と東海道:東海道は全行程約495km、中山道は535kmで約40km長い。
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中山道69次
(江戸・日本橋) - 板橋 - 蕨 - 浦和 - 大宮 - 上尾 - 桶川 - 鴻巣 - 熊谷 - 深谷 - 本庄 - 新町 - 倉賀野 -
高崎 - 板鼻 - 安中 - 松井田 - 坂本 - 軽井沢 - 沓掛 - 追分 - 小田井 - 岩村田 - 塩名田 - 八幡 - 望月 - 芦田
- 長久保 - 和田 - 下諏訪 - 塩尻 - 洗馬 - 本山 - 贄川 - 奈良井 - 藪原 - 宮ノ越 - 福島 - 上松 - 須原 -
野尻 - 三留野 - 妻籠 - 馬籠 - 落合 - 中津川 - 大井 - 大湫 - 細久手 - 御嶽 - 伏見 - 太田 - 鵜沼 - 加納
- 河渡 - 美江寺 - 赤坂 - 垂井 - 関ヶ原 - 今須 - 柏原 - 醒井 - 番場 - 鳥居本 - 高宮 - 愛知川 - 武佐 -
守山 - 草津 - 大津 - (京・三条大橋)
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中山道全図
国道17号線と中山道
・国道17号は、中山道(江戸 - 高崎)および三国街道の一部(高崎 - 長岡)を継承する総延長約370kmの主要幹線道路。1965年4月1日、一般国道17号に指定(東京都中央区
- 新潟県新潟市)。
・日本橋から戸田橋までは片側2−3車線、戸田橋からさいたま市北区までは片側1車線。北区から鴻巣まで片側2車線の道路が続くが、鴻巣市北部の吹上地区で片側1車線区間に減少。熊谷市の市街地に入ると片側2車線になるが、市街地が終わると再び片側1車線となる。
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東海道・中山道の起点 日本橋 広重「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」 |
渓斎英泉 (1791-1848) 「熊谷宿八丁堤景」 |