妻沼町大字葛和田地先の利根川河川敷に、昭和38年、(財)日本学生航空連盟が使用する妻沼グライダー滑空場が開設されて以来、妻沼町はグライダーのまちとして知られるようになりました。広い関東平野の北部にあるこの滑空場は、日本一の飛行回数を誇る学生グライダーのメッカとして、若人の大空への夢を乗せて毎日厳しい訓練が続けられています。また、町の人々もグライダーフェスタや搭乗会を通して大空を舞う新体験を楽しんでいます。
グライダーとは、エンジンのない滑空機のこと。グライダーは自力では舞い上がることができないので、時速100qで巻き取るウインチの力を借り、大きな凧の要領で、高度400m前後の高さに上昇していきます。グライダーはウインチが切り離されたあと、上昇気流にのり高度をとることで、飛行が続けられます。右回り、左回りと自由に空を飛べ、高度を下げながら滑空場へ帰還します。
町では、専用グライダー「めぬま号」を所有。グライダー教室、町民並びに県民グライダー搭乗会、親子グライダー教室など、数々のイベントを開催しています。このような活動の中から「妻沼町グライダークラブ」が発足しました。
現在「妻沼町グライダークラブ」には女性やシニアを含め20名ほど会員がいます。平成14年度から、生涯学習におけるけやき大学の講座にグライダー科を新設。町をあげてグライダー熱が、年々盛り上がっています。
町の展示館では、グライダーを題材とした写真コンテストも行われ、また子どもたちによる模型グライダーづくりや、グライダーを題材とした展示会などのイベントも行われています。
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