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建部巣兆(たけべそうちょう)(1761-1814)

俳人、絵師。実姓は藤沢、諱は英親、通称は平右衛門、字は族父。夏目成美、鈴木道彦と共に、三大俳画家と称され、幕末から明治にかけての画人伝の類では一定の評価を受ける。俳諧では、化政期を代表する俳人の一人で、松尾芭蕉も欽募した。
文化9年(1812)に建てられた、歓喜院の芭蕉句碑「稲妻や 闇のかた行 五位の声」の句碑の碑裏に「むさし國長井庄聖天宮に建る芭蕉翁稲妻の句、この石ふみや、太田うし南畝子の活筆を需て書しむる處なり・・・」と撰文している。

・市内善ケ島に住んでいた羽鳥可良久を訪ねた際に詠んだ句。
女沼にて
「五月雨や まくら借りたる 桑の奥」


歓喜院芭蕉句碑