寺内遺跡第1次範囲確認発掘調査
1992年1月

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(13)講堂跡確認状況
基壇の規模は、21×18mで、復元される建物の規模は、三間二面庇切妻の構造で、南面と北面に3.3mの庇を付けていたと推定されます。
  (14)講堂跡調査風景
(15)講堂跡礎石
被熱で赤化しています。凝灰質の砂岩で、自然石を無加工で使用しています。
  (16)講堂跡礎石

被熱で赤化しています。長さ1.2m、幅0.9m程を測ります。礎石の据付は、基壇の構築途中で掘り、扁平な楕円礫を栗石に敷込んだと考えられます。
(17)講堂跡礎石
礎石は5箇所で確認され、礎石上面の高さがほぼ水平であることから、原位置を保っているものと考えられます。
  (18)講堂跡身舎東側礎石列。
凝灰岩の大型の礎石が3個並んで検出されています
(19)講堂基壇版築状況
ローム層と茶褐色土を交互に突固めて、講堂の基壇を構築している状況が確認できます。
  (20)講堂跡遺物出土状況
被熱で破損した「八花鏡」。復元で直径約12cm。背面の図像は、花弁の八区に花虫を配し、区内に鈕を挟んで獅子に乗る仙人二人と、鶴に乗る仙人二人を対照的に配置しています

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