寺内遺跡第1次範囲確認発掘調査
1992年1月

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(21)東塔垂直写真
金堂跡の東に位置します。金堂中心より塔心礎石まで21mを測ります。基壇は、後世の林道開削で西側を大きく削平されています。復元される基壇の規模は、1辺約12mの方形と推定されます。
  (22)東塔基壇確認状況
基壇の上は、かなり削平されており、礎石は一つも残存していません。直径2.8m程の心礎の掘方、抜き取り穴と四天柱の礎石と推定される礫が僅かに確認されています。
(23)東塔跡遺物出土状況
基壇南側に、瓦・土師器・須恵器・鉄釘などの遺物が、ややまとまって出土しています。
  (24)東塔跡遺物出土状況
軒丸瓦出土状況。
(25)中門跡垂直写真
金堂の南側45mに位置しています。基壇は、9×6.6mの規模で、復元される建物は、3間×2間の「八脚門」と推定されます。
  (26)中門跡遺物出土状況
基壇上から出土した、10cm程の塑像頭部。顔面部は、木芯に荒土を付け像の素形をかたちづくり、この上に上質の粘土をのせて細部の形を整えています。仕上げには漆喰を上塗りしています。
         

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