常設展示室/石造物の部屋


石橋供養塔

この供養塔は、斉藤蔵之助利勝(1844-1900)が、私財を投じて成田用水及びその支線の土橋33か所を石橋に架け替え、その功績により、明治14年埼玉県より銀杯2個を賜った事を記念して建てられてものです。

碑文正面には「共有石橋三十有所供養塔」、側面には「明治一四年第六月架設大願成就 埼玉県庁許可賜賞銀杯二個 濫觴結議 十六年第九月建之 寄附主箱田村住斉藤蔵之助利勝 斉藤孝戔昌勝 戸長斉藤太郎兵衛 筆生岩田善之丞 世話人巌田若助 金子善吉 斉藤周一郎 孝戔孫仁子拝書」と刻まれています。

斉藤蔵之助利勝(さいとうくらのすけとしかつ)弘化元年(1844)-明治33年(1900)。石坂兼松が市内箱田の斉藤家に入婿し、二代目蔵之助を襲名。公益の念厚く、地内の悪路、橋梁の破損多く交通の不便を憂い、多額の私財を投じて成田用水及びその支線の土橋33か所を石橋に架け替えた。その功績により明治14年埼玉県より銀杯2個を賜っている。

所在地 箱田(成田用水支線脇)
種別 石橋供養塔
造立年 明治16年(1883年)

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