上之地内の一乗院に所在する石橋供養塔。
緑泥石片岩製で、一見すると板碑に見えますが、供養塔です。右半分は摩耗が激しく判読できませんが、阿弥陀三尊の種子と「為二世安楽」「奉造当石橋七箇所」と刻まれています。
一乗院の南から東側にかけては、成田堰用水が東流しており、そこに架けられていた七つの石橋に対し、子孫の安楽を願って建てられた供養塔と推測されます。造立年不明。現存高115cm、幅64cm。