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馬頭観音


馬頭観音(愚禅筆)

文政7年(1824)武州大里郡廣瀬講中により建立されたものです。正面左下に「前大乗九十翁愚禅」と刻まれています。

愚禅和尚(1733-1829):比企郡羽尾村の須沢家の養子になり、近くの興長禅寺の癡天愚(ちてんぐ)和尚により剃髪後、延享3年(1746)長州功山寺に赴き修行。宝暦11年(1761)武州忍領龍光禅廓会首職、翌12年(1762)には村に戻り興長寺20世住職となる。寛政元年(1789)大乗寺43世貫主に推戴された後、文化5年(1808)熊谷宿原島の福王寺を開基し、「観音構式」の校訂や「仏道事引草序」の著述を行う。板石塔婆や石塔、山門碑など各地に多くの筆跡を残している。

所在地 広瀬(秩父往還(国道140号旧道))
種別 馬頭観音
造立年 文政7年(1824)