和久井吟笑(わくいぎんしょう)(1885-1944)
熊谷宿の髪結床に生まれる。本名銀次郎。明治13年東京の衣料屋へ丁稚奉公に出るが、明治16年和久井家を継ぐために熊谷に戻る。明治37年俳句研究結社「蛙声会」に入会、自宅を事務所とし会計係を勤める。昭和19年9月21日60歳で没す。
「訪ふ人も なき山里も 春なれや 水清き處 桃の花さく」1-1
「書に倦みて 窓おし明て ふと見れば 春日うらうら 桃の花散る」1-1
「惜しみつつ 見上げる空や 春の鶴」1-1
「面白う なつて暮けり 花のやま」1-1
「新世帯 何かもとめに 具足町」1-3
「投節の 土手八丁や なつのつき」2-1
「書に倦みて 窓おし明て ふと見れば 春日うらうら 桃の花散る」1-1
「惜しみつつ 見上げる空や 春の鶴」1-1
「面白う なつて暮けり 花のやま」1-1
「新世帯 何かもとめに 具足町」1-3
「投節の 土手八丁や なつのつき」2-1
参考文献
- 明治39年『蛙聲』第1巻第1号 蛙聲会
- 明治39年『蛙聲』第1巻第3号 蛙聲会
- 明治39年『蛙聲』第2巻第1号 蛙聲会