寺内遺跡第1次発掘調査
1991〜92年

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(21) 遺物出土状況
住居跡の壁際床面から、鉄製の鎌が出土しています。
  (22)遺物出土状況
羽口が出土しており、鉄製品を集落内で作っていたことがうかがえます。
(23)遺物出土状況
溶けて流れ出したような状況で。銅滓が出土しており、青銅製品も集落内で作っていたことがうかがえます。
  (24)掘立柱建物跡完掘状況
2×3間の総柱建物跡です。おそらく高床式の倉庫が建てられていたものと考えられます。
(25)中門跡南側の、ゴルフ場外周道路部分の発掘調査風景
この地点になると、埋没谷に移行し、ローム層がのらない、水付の現場となります。
  (26)参道跡の少し離れた地点で検出された、廃棄された多量の土師器の坏
ほとんどの個体に、灯明皿に使用されていた痕跡が確認され、「多」「千油」などと墨書されていました。
(27)遺物出土状況
「花寺」と墨書された土器(坏の底部破片)が、参道脇の黒色土中より出土しました。土器の上に途切れ途切れに確認される白い砂状のものは、天仁元年(1108)降下の浅間B火山灰。
  (28)参道跡確認状況
水没していますが、幅9mで両側に1mの側溝をもつ、立派な道路跡が検出されています。

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