「物いへば 唇さむし 秋の風」の句が刻まれています。 この句の出典は、『芭蕉庵小文庫』。明治24(1891)年内田朴山が還暦を記念して建立したものです。 碑表面には「座右の銘 人の短を言事なか礼 己の長をとくこと奈か礼 物いへば 唇さむし 秋の風 内田朴山」と刻まれています。 碑裏面には、内田朴山の句「善光寺 詣のかへるさ 姥捨山にて 気ふの命 つとせなりけ利 今日の月 還暦有二翁朴山 明治二十四年冬至日」が刻まれています。 内田朴山(1829-1893):医家・俳人。熊谷宿本町の江戸時代から続く熊谷医家に生まれる。大徳寺牧宗和尚に参禅し、茶道は待田宗隠に学ぶ。叔父は、内田五八九、弟子に四分一葉々がいる。
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