「夕紅葉 鯉ハ浮くまま 人去りぬ」
山口青邨が、昭和25年11月に星溪園を訪れた際に詠んだ句で、昭和57年10月夏草埼玉県支部建立。
山口青邨(1892-1988):俳人。盛岡市生まれ。本名吉郎。古河鉱業、農務省に勤めた後、東京大学教授となり鉱山学を講じた。昭和22年水原秋桜子らと東大俳句会を興し、高浜虚子の指導を受けて「ホトトギス」の代表的俳人として活躍。青邨の句碑は、北海道から鹿児島まで32基余りが建立されている。