「はせを 古池や 蛙飛込 水廼音」と刻まれています。 この句は、芭蕉が蕉風俳諧を確立した句とされており、芭蕉の作品中でもっとも知られています。季語は蛙(春)。大正12年(1923)西田聖池庵建立。石工:赤石文次郎。書:藤波數忠。 句の下に、地元の俳人13人と賛助員8名の号と句が刻まれています。
「何時見ても よき物ながら 今日の月」故 ■宝
「人■や 馬場の柳の 土埃」故 可都ミ
「平生ハ あかぬ木戸有り 梅の花」故 一井
「初雷や 翅をしごく 夕鶴」故 良孝
「雨の日は あめにも馴染む 柳かな」故 五逸
「是からは 拾ひ物 成米の春」故 一生
「下萌や 鍬こころ見る 畑の邊」故 蛙夕
「郷遊にも 壽く物を 菊の酒」故 一道
「青梅や また此先も 幾千歳」故 ■た
「稲苅や 山の端に見る 月の鎌」故 春甫
「老廼こりな 今日も巨燵の 冬籠」故 容之
「碑の雫 拭小屋 初しぐれ」祭 青蛙
「春雨の 降て居るなり 夢の山」主 穿井
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