常設展示室/石造物の部屋


蕪村句碑

「菜の花や 月は東に 日は西に」

平成元年(1989)6月妻沼町俳句連盟の俳句塚建設委員会により建立されたもので、本句は、安永3年(1774)3月23日、蕪村が、現在の神戸の六甲山地の摩耶山を訪れたときに詠んだ句です。

蕪村(1716-1784)は、妻沼の地を訪れ、
「雨洗ふ 永井の衆の 早苗哉」の句も残しています。

蕪村は「菜の花」を愛し、この他
「菜の花を 墓に手向けん 金福寺」
「菜の花や 遠山どりの 尾上まで」
「菜の花や 油乏しき 小家がち」
「なの花や 昼一しきり 海の音」
「菜の華や 法師が宿を 訪はで過ぎ」
「なのはなや 笋(たけのこ)見ゆる 小風呂敷」
「菜の花や みな出はらいし 矢走船」
「菜の花や 鯨もよらず 海暮ぬ」
「菜の花や 和泉河内へ 小商」
「菜の花や 壬生の隠家 誰々ぞ」
等、多くの「菜の花」の句を詠んでいます。

所在地 妻沼1480(大我井神社)
種別 句碑
造立年 平成元年(1989年)

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