本碑は、奈良村が昭和29年(1954)に別府村、三尻村とともに熊谷市へ編入されたことを記念して昭和29年(1954)11月3日に建てられたものです。篆額・撰文・書:石坂養平。高181.0cm、幅136.0cm。 碑文には「ここに新たに熊谷市民となったわたくし達はこの際覚悟を新たにし自己の権益を主張するとともに義務を完逐する良識ある市民となろうではないか」との決意が刻まれています。 石坂養平(1885-1969):奈良村出身の文芸評論家・政治家。大正4年(1915)の「芸術と哲学との間」で注目され、「文章世界」などに執筆。一方政界に進出し、昭和3年(1928)衆議院議員(当選4回,日本進歩党)、戦後は埼玉県公安委員長、埼玉県文化財保護審議委員、埼玉県文化団体連合会長などの要職に就きました。
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