常設展示室/石造物の部屋


金子兜太句碑

「行雲流水 蛍訪なう 文殊の地」
(こううんりゅうすい ほたるおとなう もんじゅのち)

 この句は、江南地域の豊かな里山にゆっくりと時間が流れており、水辺には夏の始まりを告げるホタルも飛び交い、野原地区には古くから知恵の象徴としての文珠寺があるとした江南の原風景を描写したものです。
「行雲流水」とは、中国宋代の蘇軾によって著された『宋史』を出典としており、空を行く雲や流れる水のように一時に執着せず、自然にまかせて行動することを意味しています。この言葉には、空高く緑豊かな江南地域に足を踏み入れた時の感動が表現されています。

所在地 野原623(文珠寺)
種別 句碑
造立年 平成28年(2016年)

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