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風間浅五郎(かざまあさごろう)(1855-■)

商家。没年不詳。天保年間創業の風間堂菓子舗当主。明治14年頃市内本町の五家宝の祖高橋忠五郎水野丑松と共に修行し、忠五郎の後を受けて風間堂五嘉宝を創製し、明治33年商標登録した。
当時の五家宝は腐敗しやすく、「従来春秋二季」限定で販売されていたが、原料の精選、製造の改善を行い、夏にも販売できるようにした。また、五家宝の形を改良し「一と口五家宝」と称し販売した。明治45年酒井天外著『熊谷百物語』には「風間堂の一口五嘉棒一寸ハイカラである」と記されている。

参考文献

  • 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎