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林兵庫政清(はやしひょうごまさきよ)(1678-1753)


国宝歓喜院本殿彫刻

宮大工。歓喜院聖天堂再建(1735-1760)の中心人物。幕府作事方大棟梁を世襲した大工の家系である紀伊国平内家に生まれ、林家に婿入りしたと伝えられる。聖天堂奥殿と中殿の建設途中に亡くなり、子の正信が引き継いで完成させている。聖天堂の再建に当たり、費用を調達するための勧進活動も行う。
聖天堂造営以降も、家系は棟梁家として近代まで続き、多くの寺社建築を手がけ、建築関係の文書・記録を残している。
林兵庫政清が関わった建物としては、市内西城の長慶寺薬師堂、上野国世良田村八坂神社本殿、同堀口村賀茂神社本殿などがある。