立野遺跡第3次発掘調査(1/3ページ) 調査地区:熊谷市板井地内 調査面積:約430u 調査期間:平成15年1月14日〜1月24日 調査機関:江南町遺跡調査会 調査原因:公園造成 |
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@立野遺跡遠景(南より) 立野遺跡の南側は、和田川の沖積地となっています。前日に降った雪が、田んぼ一面に融けずに残り、空には不気味な雪雲が見えます。 奥の林の北側が、第2次調査区です。 2003年1月24日撮影 |
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A作業風景 調査区の中央の黒色土の帯は、狭い埋没谷で、南東・北西方向に延びています。平安時代の住居跡が、この谷の埋没土中に、ローム土で床を貼っていますので、平安時代にはある程度、この谷は埋まっていたものと考えられます。 2003年1月16日撮影 |
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B第1号土壙遺物出土状況 長方形の土壙の南端から、銭貨が検出されました。 近世の墓壙と推測されます。 2003年1月16日撮影 |
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C第1号土壙出土銭貨 2枚重なって出土しました。1枚は、「皇宋通寶」ですが、もう一枚は、銹ではがすことができず、種類は不明です。 2003年1月16日撮影 |
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D遺物出土状況 埋没谷から出土した、ほぼ完形のかわらけ。 洗いたてのため、ちょっと不気味にてかっていますが、黒色の漆が、内外面に塗られているようです。 2003年1月16日撮影 |
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E第2号住居跡遺物出土状況 埋没谷に、ローム土で床を貼って造られています。住居地を選ぶ際に、なぜ、わざわざ湿り気の多い、軟弱地盤のこの場所を選んだのか、ちょっと理解に苦しみます。 2003年1月17日撮影 |
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検出遺構:平安時代住居2軒、近世井戸4基、土壙 特記事項:平安時代の住居は、埋没谷の上にロームの床を貼って構築。 |