新田裏遺跡第3次発掘調査
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第2号住居跡カマド内遺物出土状況の写真
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P第2号住居カマド出土遺物

カマドの中に残されていた、小形の台付甕です。
2004年2月6日撮影。

ラジコンヘリによる調査区航空写真
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Q調査区航空写真

ラジコンヘリにて調査区を南東方向より撮影したものです。右奥に一部緑の林がありますが、この付近で約2mほどの比高差をもって荒川の川原になります。
2004年2月6日撮影。

発掘記念写真
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R発掘記念写真

今回の発掘調査のメンバーです。あと3人ほどいましたが、調査最終日、都合により欠のため、7名となりました。1年で最も寒い時期、しかも北風もろの現場、お世話になりました。
2004年2月6日撮影。


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所 見今回の調査は、民間会社の委託を受けて、江南町遺跡調査会で発掘調査を実施しました。
ローム台地上の発掘調査が多かったのですが、今回は、荒川の沖積地ということで、ローム層がありませんでした。
 砂質土壌で水はけが良く、乾燥して霜柱が立たず、多少の風では土ぼこりが立たないのはたすかりましたが、とにかく堅い土でした。覆土中にも礫が多量に混じり、移植では体重をかけてやっと数cm刃先が刺さる程度で、曲がってしまいました。3週間で余裕の調査かと思いましたが、この土の固さに意外に手こずりました。途中から、ホームセンターでバチヅルという片手で持てる小さなツルハシのような道具を購入し、遺構の掘り下げに使いました。ローム台地では、移植で土を剥ぐようにして掘り下げた遺構も、今回はバチヅルを振り下ろして掘り下げました。
 遺構は、住居跡2軒と、集落の端に当たると思われることから密度は高くありませんでしたが、川本町の鹿島古墳群へと続く集落を確認できました。また。カマドに礫を組み、台地上の住居とは異なる、礫の豊富にある沖積地特有の構築法が確認できました。
 本調査区は、昭和40年代に耕地整理が行われていますが、土層観察では地表下30cm程に留まっており、遺構確認面までは達しておらず、遺構が残されていることも確認できました。