桜山2次調査(5/5ページ) |
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29 貼床の下 第8号住居跡の掘り方完掘状況です。 貼床を剥がしたところ、新たに柱穴が確認され、その配置から、3回の拡張が行われたことが確認されました。 2003年9月17日撮影。 |
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30 航空写真 ラジコンヘリにて北側上空より撮影。 林体を挟んで南側は、整備が進む国体馬術競技場予定地で、昨年古墳群を調査した桜山遺跡第2次調査地点です。 2003年9月16日撮影。 |
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31 遺物出土状況 調査区を西側拡張部分で確認された、第18号住居跡カマド付近の遺物出土状況です。カマドの袖に土師器の甕が構築材として伏せて設置され、手前には、横倒しになった甕が潰れた状態で確認されました。 2003年10月3日撮影。 |
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32 遺物出土状況 第18号住居跡カマド遺物出土状況。カマドの両袖に構築材として甕が伏せて設置されており、カマド内には甕が潰れた状態で確認されています。 2003年10月7日撮影。 |
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33 完掘状態 第18号住居跡の完掘状況です。柱穴は確認することが出来ませんでした。 2003年10月8日撮影。 |
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34 掘り方確認状況 調査区西側拡張部で確認された3軒の住居跡の、貼床を剥がした状態です。 2003年10月9日撮影。 |
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35 記念撮影 今回の調査に参加していただいた方々です。今年は比較的冷夏とはいえ、夏の暑い中、調査に協力いただきありがとうございました。 2003年9月30日 |
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所 見:今回の発掘調査は、来年行われる「彩の国まごころ国体」馬術競技場の駐車場造成に伴う発掘調査となりました。 桜山遺跡の第1次調査は、1992年に本調査区西側約600mにある県立循環器病センターの施設建設に伴って、埼玉県埋蔵文化財センターが調査しており、奈良時代前半の住居跡3軒が検出されています。今回の調査でも概ね該期の集落が確認されており、南東方向より侵入する埋没谷に沿って展開する同一集落と判断されます。 第1次調査では、大形の羽口が出土しており、今回の調査でも鉄滓が住居跡より出土していることから、本集落内での鍛冶関連遺構の存在が想定されます。近くに金山という小字地名が残っており、鍛冶関連遺構の検出は今後の調査に期したいと思います。 |