上前原は千代地内に広がる遺跡で、北側に和田吉野川が流れる江南台地の北縁部に立地します。現在まで4回の発掘調査が行われ、縄文時代から奈良・平安時代の集落。古墳が営まれていたことが確認されています。特徴的なのは40基異常検出された集石群で、ほとんどが焼けた河原石であることから、縄文人のバーベキューのあとと考えられており、運ばれた石の総量はおよそ2.5トンにもなります。また、例の少ない平安時代の墓壙(ぼこう)が墨書土器を伴って発見され、当時の土地利用のあり方や被葬者の社会的地位を考える貴重な資料となっています。
(市報くまがや平成20年6月号より) |