まが玉はいつまで、つくられていたんですか?
回答します
まが玉が最も多く作られていたのは、古墳時代のようです(今からおよそ1850年くらい前から1300年くらい前)。まが玉の材質に差がありますが、権力者から一般の人々までが身につけていたと考えられます。その様子は、当時の身なりをかたどった埴輪や「古事記」などの古い記録から想像できます。古墳時代以降は、まが玉の生産は衰えますが、神社などでお守りとして作り続けられています。
古墳以外のまが玉
- ・西暦596年(推古天皇6年)に建てられた飛鳥寺の五重塔の下には、まが玉などが埋められていた。
- ・西暦760年ころにつくられた東大寺法華堂の本尊、不空絹索観音像の冠(かんむり)には、まが玉が使われている。
- ・沖縄地方の南西諸島では、最近まで女性のまじない師が、まが玉の首飾りを使用していた。
参考図書
著者・編者・出版社 | 出版年 | 書 名 |
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水野 祐・学生社 | 1992 | 「勾玉」 |