県指定文化財史跡「塩古墳群」とはどのような古墳群ですか?
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前方後方墳2基、方墳26基、円墳8基からなる、古墳時代前期を中心とする古墳群です。平成4年から5年にかけて、江南町教育委員会によって確認調査が行われており、出土土器により、4世紀の中ごろから後半にかけて古墳が築造されたと推定されています。
1号墳は群中最大規模の前方後方墳で、墳丘主軸長35.3m、後方部軸長21m、後方部辺長20m、前方部軸長14.3m、くびれ部幅5.2m、前方部幅11.7m、後方部高4.2m、前方部高1.2mです。
弥生時代以来の方形周溝墓群という古い集団墓の性格を残す古墳、前方後方という墳形を採用し、古墳祭祀に使用される定形化した葬送用の供献土器が存在する古墳など、その古墳の形状などから、弥生時代と古墳時代の両時代の過渡的な様相を見ることができます。