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国登録有形文化財 建造物
旧長島家住宅外塀(きゅうながしまけじゅうたくそとべい)
所在地 小八林1022
所有者(管理者) 公益財団法人長島記念財団
構造・形式 石造(大谷石)、総延長136.301m
年代 大正9年頃
登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」
旧長島家住宅外塀は、旧長島家住宅の風格を外観的にさらに高める作用を発するとともに、大正時代以降の長島家住宅の権威的側面を表現しているものと考えられる。前蔵、米蔵、裏蔵と同じく大谷石を主たる素材として、屋敷内外の境界を示す重厚な塀としての特色を強く示すものであると表現できる。石組を施工する高度な技術によって強固な塀が完成し、大谷石の水分含有の差や湿度によって微妙に色合いを変える点なども、景観美を補う利点であると思われる。旧長島家住宅外塀は、豊かな屋敷森との対照性や、このような技術的な側面を踏また上で、国土の歴史的景観に寄与しているものと評価できる。
答申年月日 令和5年11月24日
登録年月日 令和6年3月6日