現在の位置:ホーム常設展示室 > 文化財の部屋 > 文化財
熊谷市指定記念物 史跡
「寺内古代寺院跡」
寺内古代寺院跡の写真
伽藍建物群の航空写真 右から中門・金堂・講堂、金堂の上方に塔が位置する。
所在地 柴305他
所有者(管理者) 個人 他
指定面積 10,744u
 1992年から93年にかけて、ゴルフ場の造成にともない、江南町教育委員会・江南町千代遺跡群発掘調査会により、開発予定地と遺跡範囲確認のための発掘調査が行われている。
 調査の結果、本寺院跡は8世紀半ばに創建され、10世紀後半には焼失により活動を停止している。寺院の敷地を区画する東西540m南北200m、深さ1m、上面幅6m、下面幅3mの大溝や、伽藍の中心部を巡る溝、築地等の施設と整然と配置する伽藍が確認されており、当時、諸国に建立された国分寺にも劣らない規模と内容を備えていたことがうかがわれる。
指定史跡地内に存在する施設は、金堂・講堂・中門・参道・東塔跡などである。
指定年月日 平成10年2月10日