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熊谷市指定有形民俗文化財
熊谷型紙(くまがやかたがみ)岸家(きしけ)関連資料(かんれんしりょう)
蝶 筋 牡丹 唐草
鶴 松 蹴鞠 傘 柳
数量 関連資料一括(型紙13,083枚、型紙図案3,698枚、スクリーン型紙約100枚ほか)
所在地 桜木町2-33-2 熊谷市立熊谷図書館
所有者(管理者) 熊谷市(熊谷市教育委員会・熊谷市立熊谷図書館)
時代 江戸後期〜昭和
熊谷染型紙及び図案を中心とした岸家の関連資料(熊谷型紙「岸家」関連資料)は、熊谷染における小紋を中心とした染技法の原型であると同時に、熊谷地域の産業として隆盛し、美術工芸品としても高い評価を受けている熊谷染の文化的・芸術的意義を示す貴重な資料群である。また、岸家特許のスクリーン型紙にもその意匠は生かされつつ、最新の技術利用が示されている。
こうした岸家熊谷染型紙関連資料に含まれるデザインや技巧性は、国内でも屈指の粋を誇り、染物として昇華されるまでの生産工程を明らかにするとともに、熊谷における伝統工芸の歴史を、今に伝える重要な価値を有している。また、その他の現存する熊谷染関連の資料群に対する調査研究に向けての知見を与えてくれる基礎資料となることは明らかである。よって、有形民俗文化財として、文化財指定に値する。
指定年月日 平成31年3月29日