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熊谷市指定有形文化財 考古資料
「弘安銘曼陀羅板石塔婆」
弘安銘曼陀羅板石塔婆の写真
所在地 千代329(熊谷市立江南文化財センター)
所有者(管理者) 熊谷市(熊谷市教育委員会)
総 高 160cm  43cm 厚み 6cm
 本板碑は、樋春の平山館跡に所在していたもので、昭和35年江南南小に寄贈され、現在は市教育委員会で保有している。
 主尊は、異体荘厳梵字による阿弥陀如来が薬研彫で刻まれ、蓮座の下には大日如来を中心とする金剛界曼荼羅が配されている。
銘文   右志者為此丘尼聖阿
              丙
        弘安九季  夏間日
              戌
      □□□佛現当二世成就
 曼荼羅を配した板石塔婆は県内でも例が少なく、さらに造立者・造立年・造立趣旨が判明しており、当時の信仰状況がうかがえる貴重な資料である。
 指定年月日 平成9年1月20日