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熊谷市指定有形文化財 古文書
「篠場家文書」
篠場家文書の写真
所在地 熊谷板井
所有者(管理者) 個人
 本文書は、当地に近代まで所在した本山派修験寺院である長命寺の住職を勤めた篠場家に保存されてきた史料群で、戦国期の文書5点と近世初頭から明治初年の文書20点からなる。
 戦国期の文書は、天文23年(1554)の長命寺再興に関する文書や天正7年(1579)の上比企郡年行事職の許可に関する文書をはじめ、京都の本山聖護院門跡からの御教書が比較的まとまっている。
 近世の文書は、文禄3年(1594)の幸手不動院からの長命寺跡職引継書をはじめ、天和3年(1683)の浅黄総結袈裟着用許可に関する聖護院門跡からの許可状、寛政5年(1793)の本末改帳といった長命寺自身の支配下修験の存在を知ることができる史料等があり、関東における修験の存在状態を知る上で貴重な史料となっている。
 指定年月日 平成9年1月20日