所在地 押切
所有者(管理者) 個人
天保3年(1832)崋山が、藩主三宅康直の命を受けて田原藩の系図作成をかねて民情視察のため三ヶ尻村を訪れた際、持田家を訪ね四方山話をしたところ、非常に感心し「いとめでたき翁あり」とほめたたえて書翰を送ったとされている。
『いとめでたき翁あり。姓は持田とて押切村と言うところの農なり。いかなるめでたきことありて、かくはよろこぶというに、この翁よくものよみて、聖の道にも深き友にもあらず・・・・・(略)・月かげも にごりにもそまで あら川の きとき流れに すめる宿かな 十一月望 のぼる』
落款に「のぼる」と仮名文字の使用は非常に珍しいとされている。
指定年月日 昭和32年10月18日 |
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