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埼玉県指定記念物 史跡
「塩古墳群」
塩古墳群の写真
所在地 塩328 他
所有者(管理者) 熊谷市 他
指定面積 19,738u
 前方後方墳2基、方墳26基、円墳8基からなる、古墳時代前期を中心とする古墳群。平成4年から5年にかけて、江南町教育委員会によって確認調査が行われており、出土土器による古墳築造の時期は、4世紀の中ごろから後半にかけてと推定される。
 1号墳は群中最大規模の前方後方墳で、墳丘主軸長35.3m、後方部軸長21m、後方部辺長20m、前方部軸長14.3m、くびれ部幅5.2m、前方部幅11.7m、後方部高4.2m、前方部高1.2mを測る。
 弥生時代以来の方形周溝墓群という古い集団墓の性格を残すものの、前方後方という墳形を採用し、古墳祭祀に使用される定形化した葬送用の供献土器が存在するなど古墳時代の様相も確認され、両時代の過渡的な様相がうかがえる。
指定年月日 昭和35年3月1日