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鈴木仙蔵(すずきせんぞう)(1772-1854)

和算家。鈴木仙蔵は、安永元年(1772)玉井村に生まれ、近くの代島久兵衛から算額・測量を学びました。
文政6年(1823)頃、代島久兵衛と同門の藤井保次郎とともに大麻生村の地図や、近郷の地図を作製しています。嘉永元年(1848)、玉井神社に五角形面積三等分の問題を解いた算額を奉納しており、門人135名の名が記されています。
また、元治元年(1864)造立の、代島久兵衛の墓碑に発願者として名が刻まれています。
安政元年(1854)83歳で没し、玉井の光福寺に墓碑が建てられており、仙蔵が82歳の時に自分で書いた碑文が刻まれています。法名「算翁道潮居士」。

 
 光福寺鈴木仙蔵墓碑

参考文献

  • 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎
  • 『北武蔵の和算家』山口正義 平成30年 まつやま書房