坂田廣三郎(さかたひろさぶろう)(商人・政治家:1875-■)
明治8年(1875)生まれ。
明治33年(1900)、熊谷町の中山道沿いに坂田廣三郎商店を創業する。取扱い商品は、砂糖、石油、小麦粉などで、卸売りを専門とし、秩父地方を主な取引先とした。
明治34年(1901)より熊谷町議員として町制の発展に貢献し、明治40年(1907)に、水戸屋の水野丑松(1852-1914)とともに熊谷町から郡会議員に選ばれ、1期務めている。
下の写真は、明治40年(1907)〜大正7年(1918)の間に発行された「中山道熊谷町坂田廣三郎商店」と記された絵葉書。店先には大きな袋が路上にはみ出して積まれており、右端には大八車が停められている。店の前には、和服姿の男性9名と、子供1人が写っており、店の右側には、砂糖、小麦粉の文字が見える。
『熊谷大火災誌』大正15年:斎藤浪潔 より | 『絵葉書』「坂田廣三郎商店」 |
参考文献
- 『熊谷大観』1917年 下田憲一朗
- 『埼玉県大里郡制誌』1923年 埼玉県大里郡編纂