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中村喜久(なかむらきく)(1868-1928)

医家。北埼玉郡中条村(現熊谷市)に、代々名主役・戸長を務めた家に生まれる。兄は、県議・郡長を務めた中村孫兵衛。明治28年上京し、女性医師になるべく済生学舎に入学し、明治30年9月に開業試験に合格し医籍登録された。すぐに東京で開業したが、明治34年中条村に戻り「愛生堂」中村医院を開業した。大正2年には、画人奥原晴湖の臨終を見取ったと言われている。
晩年は歌道に精進し数千首の短歌を残している。昭和3年6月15日61歳で没す。

参考文献

  • 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎