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岩田霞岳(いわたかがく)(1828-1890)


愛染堂伊勢神楽絵馬

画家。本名国太郎。武田実庵に師事し漢学を学び、16歳の時江戸に出て、山岳を師として絵を学ぶ。晩年は熊谷に戻り、門弟の指導にあたった。弟子に市内中奈良の金子霞邨がいる。
市内上之の上之村神社「伊勢参宮」(明治8年)、下川上の愛染堂「伊勢神楽」(明治13年)、池上の古宮神社「伊弉諾・伊弉冉尊」(明治22年)、上川上の伊弉諾神社「相撲」(明治13年)、「伊勢神楽」(明治13年)、中奈良の奈良神社に「伊勢神宮」(文久2年)、大塚の熊野神社「伊勢神宮」(明治11年)、柿沼の雀神社「善光寺参詣」(明治2年)、行田市琴平神社(明治6年)、箱田の箱田神社に「恵比寿・大黒」に霞岳の描いた絵馬が奉納されている。明治22年6月19日62歳で没す。

参考文献

  • 『熊谷人物事典』日下部一郎 1982年
  • 『熊谷の絵馬』立正大学北埼玉地域研究センター 1992年