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安藤野雁(あんどうぬかり)(1815-1867)


昭和29年、桜並木の続く荒川大橋脇の土手の上に建てられた、歌碑。
「酔いみだれ 花にねぶりし酒さめて さむしろ寒し 春の夕風」

幕末の国学者、万葉学者、歌人。福島県桑折の代官の子として生まれ、名を謙次、刀弥と称したが後に政美、野雁と改めた。江戸で塙忠宝(1808-1863:国学者:塙保己一の四男)に学び、その後諸国を放浪し、晩年は大里冑山の根岸家に転居。著作に『万葉集新考』『野雁集』『冑山防戦記』『刀称記』がある。慶応3年3月24日53歳で没す。
昭和29年、荒川大橋脇の土手上に歌碑「酔いみだれ 花にねぶりし酒さめて さむしろ寒し 春の夕風」が建立される。


大原墓地に所在する墓所

参考文献

  • 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎