「中奈良」ーなかならー |
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1.“奈良”には、平地の意味があり、平の字には「ナラ」の訓があるという。つまり、奈良は、‘ナラ’す(平にする)から出たものと思われる。柳田国男氏は「武蔵の奈良氏は中世の名門である。この地名の新しくないことは明らかである。人が奈良に注意したのは、その地が、居住・耕作・狩猟のために便宜が多いからである。」と述べている。これは、やはり平らだったからだろう。〔埼玉県地名誌〕
2.中奈良にある奈良神社の祭神 奈良別命(ナラワケノミコト)から奈良の地名はおこった。〔日下部〕
武蔵七党横山党奈良氏の在所
明治22年、上奈良・中奈良・下奈良・奈良新田・四方寺の五村が合併して新たに奈良村となり、昭和29年11月熊谷市と合併。
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