千代(せんだい)地区権現板の手前に、千代の鎮守、飯玉神社があります。祭神は豊受比売、伊勢の外宮と同じ祭神で、食物を司る神と云われています。
この飯玉神社の前に120坪(約400u)位の池があります。昔からこの池にいる鯉や鮒をはじめ、いろいろの魚は、不思議なことにみんな片目だといわれてきました。
目を患った人が、飯玉様に快癒を祈り、そのお礼に両目健全な魚を池に放しても、片目になってしまったと言い伝えられてきました。
そのため、この池の魚を釣った人は片目になってしまうと恐れられ、昔から誰一人としてこの池の魚を釣ったり、捕まえたりする人はいませんでした。
同じような話が、須賀広地区の重殿稲荷の池の魚についても言い伝えられています。
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