現在の位置:ホーム読書室 > 熊谷の伝説

文殊寺の獅子(野原)

戻る
智恵の仏様といわれる文殊菩薩さまは、獅子に乗っているお姿が多いようです。大字野原の文殊寺本尊様も獅子に乗っていますが、後脚の一本が欠けているといわれています。このことについて、次のような言い伝えがあります。
文殊菩薩さまが村人を教え導くため、時々寺から出られました。獅子も菩薩さまの後をついて出ましたが、その道すがら、百姓達が丹精こめて作った穀物や野菜を食べ散らしたり、踏み荒らしたそうです。ほとほと困りぬいた百姓達は、寺の和尚さんに何とかしてくれるよう懇願しました。それを聞いた和尚さんは、獅子が外へ出ていたずらしないように、鋸で獅子の後足の片方を切り落としてしまいました。それから後は、獅子が出歩いて野荒らしをするとこもなくなったと伝えられています。
文殊寺の獅子(野原)