寺内遺跡範囲確認調査 (3/3ページ) |
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11.第1トレンチ溝セクション 土層断面写真 最初に黒色系の土が堆積し、上に茶色い土が堆積していった様子がうかがえます。 2001年3月19日 東より撮影 |
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12.第1トレンチ溝 火山灰検出状況。黒色土が堆積し終わった頃、火山灰が降下したことが確認されます(黒色土の上の、砂粒状に見える部分が火山灰)。 2001年3月19日 北より撮影 |
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13.検出された火山灰のアップ 茶色い層から黒色の層に移行するところで検出されました。 この火山灰は、平成13年度に、テフラ同定分析を実施し、天明3年(1783年)に噴火した浅間A(As−A)と同定されています。報告書は、こちら(PDF:383kb)を参照してください。 2001年3月19日 |
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14.第3トレンチ完掘状況 検出遺構は、時期不明のピット。 埋没谷に近いため下部より湧水。ローム層は砂質化しており、再堆積したものと推測されます。 2001年3月19日 東より撮影 |
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15.第4トレンチ完掘状況 東より埋没谷が侵入しているため、ローム層が確認されず、下層より湧水。検出遺構無し。 2001年3月22日 西より撮影 |
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検出遺構 近世のものと推測される溝1条。時期不明のピット。 調査所見 寺内古代寺院跡の西側の大溝(南北方向)は確認されなかった。調査区の北側部分に埋没谷が東西方向に侵入しており、現在のところ、この埋没谷の手前で、寺院の区画溝は終わっているものと認識される。 したがって、寺院の区画溝は、北側の区画溝(東西方向)約540m、西側の区画溝(南北方向)300m、東側の区画溝200mで、南側が埋没谷で開く「コ」の字型をした区画施設であった可能性が高い。 今回の調査は、遺構の無いことを確認することに意義のある調査でした。 |