寺内遺跡第1次調査(1/4ページ) 調査地区:熊谷市柴地区 調査面積:約51,000u 調査期間:1991年7月22日〜1992年5月25日 調査機関:江南町千代遺跡群発掘調査会 調査原因:ゴルフ場造成 |
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@寺内古代寺院中心伽藍部航空写真(西より) 林の伐採部分、左より講堂・金堂・中門跡の建物基壇が一列に並んでいる状況が確認できます。 現在、ゴルフ場の残存緑地として保存されています。 |
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A寺内古代寺院跡全体図 北辺溝570m、東辺溝170m、西辺溝200mで囲まれた約129,000uの範囲の中に、東院集落、講堂・金堂。中門・東塔跡などが確認されています。 |
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B北辺寺地区画溝確認状況。 当初は、各調査区で確認された大きな溝としか考えませんでしたが、東西端の調査区で、溝が南へ折れることが確認され、寺を囲む北辺540mの大きな溝であることに気がつきました。 |
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C北辺寺地区画溝完掘状況。 伽藍の中軸線上にいちする部分で、溝が大きく北側へ張り出しています。張り出した部分には多数のピット、溝の肩の部分には橋脚様のピットが確認され、外部への出入施設が存在した可能性が考えられます。 |
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D北辺寺地区画溝の、底面に確認されたピット。 用途は不明です。 |
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E東辺寺地区画溝、土層堆積状況。 ローム層が、左側(寺地外)より流入し、その後、暗黄褐色土が右側より流入し、最後に中央部に黒色土が流入し、溝が埋まった様子が良く確認できます。 |
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F北西コーナー部寺地区画溝完掘状況。 ほぼ垂直に南へ折れています。北辺の溝は、幅、深さを減じて、さらに西方へ延びていることが確認されます。 |
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検出遺構:平安時代住居跡68軒・掘立柱建物跡1棟・寺院区画溝。 特記事項:寺内古代寺院跡の寺地区画溝を北辺で570m、西辺200m、東辺170mが確認され、寺院地面積約129,000uの広大な規模を有していた古代寺院であったことが判明。 |