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22 第16号墳石室完掘状況
直径8mほどの小形の古墳。石室も小振りで、面取りしない凝灰岩を積み上げ、棺床面も、通常は扁平な礫が敷かれますが、本古墳は、こぶし大の凝灰岩が敷かれていました。玄室長は、大人が横たわるには小さすぎ、子供が入るにちょうど良い大きさです。凝灰岩は、きれいに面取りされたものではありませんが、石室は、平面胴張形を呈し、羨道部には凝灰岩で閉塞されており、前庭部も存在し、小さいながらも、きちんと設計されたものと思われます。
2002年12月27日

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