立野遺跡第2次発掘調査(3/4ページ)
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N線刻 第3号墳石室の外側に彫られた線刻!と思いきや、実は、先のキツネの巣の穴の先がこの石材に当たっており、キツネが先に進もうとして爪で引っかいた、涙ぐましい努力の跡であると推測されます。うっかり見逃すと、拓本でもとって線刻として発表してしまいそうです。 2003年1月10日撮影 |
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O第13号墳石室 河原石を積んで石室を構築しています。羨道部に凝灰岩をなぜか3個だけ使用しているところに、凝灰岩へのこだわりを感じさせます。 2002年11月27日撮影 |
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P作業風景 まだ、12月も始まったばかりだというのに、雪です。本来ならある程度融けるのを待ちたいところですが、調査期間の都合でそうもいかず、調査する部分を優先して雪掻きを行い、調査を始めました。今年は雪が多そうないやな予感が・・・・・結局的中でした。 手前が第3号墳で、奥が第14号墳。 2002年12月11日撮影 |
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Q測量風景ーその1 作業の効率化を図るために、第3号墳で今回試したのがこれです。石室内面の立面図は苦労するところですが、今回は、レーザー測量なるものを実施してみました。従来、写真測量だと、狭い石室内部は長焦点撮影ができず、写真測量は難しかったのですが、ハイテク測量技術の考古学分野への進出は目覚しいものがあります。この成果については成果品が納入されましたら、改めて紹介します。 2002年12月17日撮影 |
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R測量風景ーその2 石室内部に敷かれている礫(舗礫)や石組の平面図も、実測するのは手間がかかります。ラジコンヘリを飛ばすにしても、10基まとめて撮影するには、調査工程上難しく、1基ごとに飛ばすのも費用がかかる。ということで、ハイテク測量の後に紹介するのも何ですが、名付けて「地上空撮機械」(ドラえもんもびっくり)?。要腹筋!。某測量会社の手作りの品ですが、意外と実用新案ものではないかと思います。ヘリを飛ばすまでもない、ちょっとした測量や垂直写真には効果大だと思います。 2002年12月17日撮影 |
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S測量風景ー3 石室石材の傾きや、エレベーション(断面)図は、やはり水糸を張って、メジャーを渡す、従来どおりの手作業での測り込みになります。 2002年12月28日撮影 |
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21 遺物出土状態 第17号墳前庭部の遺物出土状態。右上に茶色く写っているのが紡錘車。灰色の破片は、須恵器の蓋。 2002年12月21日撮影 |
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