上前原遺跡発掘調査(4/4ページ) |
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R第1号溝土層堆積状況 箱薬研形の掘り込みの中に、黒色土と黄色いローム土が交互に流入しています。 2003年2月20日 |
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S空撮撮影状況 地形測量のため、委託してラジコンヘリを飛ばし、空撮を行いました。 2003年2月26日撮影。 |
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21 第2号住居跡炉 縄文時代中期加曾利E式期の第2号住居跡の石囲埋甕炉です。石囲いの1辺は抜き取られて遺存していませんでした。 2003年2月13日撮影。 |
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22 第2号住居跡 壁面は掘り込みが浅く、確認することはできず、柱穴と炉跡のみを確認しました。 2003年2月26日撮影。 |
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23 記念撮影 今回の発掘調査に参加していただいた、作業員の皆さんです。短い間でしたがごくろうさまでした。 2003年2月26日撮影。 |
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24 埋戻し 今回の調査は、個人住宅の建設に先立つもののため、埋戻し後、家を建てても傾いてしまっては大変ですので、砕石を敷いて重機で地盤を固めました。 2003年3月4日撮影。 |
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所 見:今回の調査は、個人住宅の建設に伴うもので、面積も300u足らずの狭い面積の調査とまりました。最近は、個人住宅建設の場合、盛土保存の事例が多く、実際に調査となる事は少ないのですが、今回は、現況で、古墳の盛土が僅かに確認され、その墳頂部に、ちょうど住宅が重なる設計となっていたため、盛土保存ができず、調査となりました。残念ながら石室は奥壁部分が調査できませんでしたが、周溝を含め南半分を調査し、古墳盛土下の旧表土中より、縄文時代中期の住居1軒、周溝外にもう1軒、近世の溝1条と、面積の割には遺構密度の高い調査となりました。個人住宅の調査で古墳の石室があたる事例は、初めてで、まさにピンポイント調査でした。 本遺跡は、1985年に第1次調査が行われ、縄文時代中期の住居跡1軒が確認されていました。今回の調査でも2軒の同期の住居が確認され、調査地点間は200m程はなれていますが、同一集落に属するものと推測され、かなりの大規模集落が営まれていたことが推測できます。古墳は、本遺跡では初の調査となり、遺物の検出は少なかったものの、貴重な資料が得られたと思います。 |