上原遺跡(3/3ページ) *画像をクリックすると拡大されます。 |
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J第3号墳表土除去状態 竹の根が密集して生え、苦労して表土を剥いだところ。盛土はほとんど失われており、石室の礫床まであとわずかでした。 |
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K第3号墳石室内舗礫確認状況 石室の石は抜き取られ確認できず、石室内に敷かれた円礫のみ確認できました。凝灰岩片が散布していることから、凝灰岩の截石が石室に使用されていたことが推測されます。 |
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L第3号墳石室内遺物出土状況 石室内で唯一確認された遺物です。銅製の耳環が1対、舗礫の間から確認されました。 |
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M第1号墳周溝確認状況 土の色が濃くなっている箇所が、道路の反対側で確認された、第1号墳の周溝。 |
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N第1号墳周溝完掘状況 幅2m程、比較的浅い周溝でした。周溝内から僅かに埴輪片が出土しています。 |
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所 見:今回は、道路の拡幅部分の調査となり、交通量の多い県道であるため、作業の安全上、作業中は道路を片側通行にして調査を行いました。 第1号墳は、墳丘盛土の一部と、周溝の一部を確認するに留まりました。推定される規模は、周溝の外側で直径約55mを測り、旧江南町では最大規模の円墳となります。周溝より埴輪片は少量出土しており、6世紀末頃の築造が推定されます。 第3号墳は、現状では、ほとんど墳丘の盛り上がりが確認できなかったものですが、石室の一部を確認することができ、耳環も出土しました。推定される規模は、周溝の外側で直径約12mの円墳と推定されます。埴輪が出土しないこと、および石室の様子から7世紀前半の築造が推測されます。 |