テーマ展概要

イベント・テーマ名

テーマ展13－藤之宮遺跡　最新出土品展－
「わが街熊谷遺跡めぐり」

実　施　日

平成2４年10月15日（月）～平成25年3月22日（金）（土・日曜日、祝日除く）

藤之宮遺跡調査区全測図及び古墳時代の遺構分布図　

藤之宮遺跡

　藤之宮遺跡は、市内上之地区に位置する弥生時代から中世にかけての遺跡で、平成14年度に区画整理事業に伴い発掘調査が行なわれています。
　今回の展示では、古墳時代前期（約1,600年前）と中期（約1,500年前）の遺構・遺物について紹介します。
古墳時代前期ー竪穴住居跡が７軒確認されています。方形に掘り込まれた住居内からは炉や柱穴、貯蔵穴などが見つかっています。遺物は、貯蔵用の土師器の壺、煮炊き用の土師器の甕などが出土しています。
古墳時代中期ー溝跡が１条確認されています。溝の中からはほぼ完形の土器がまとまって出土しています。意図的に孔をあけた椀やお供え用の高坏が出土していることから、単なる廃棄ではなく、祭祀儀礼を行なった際に使用されたものと考えられます。

展示状況

溝跡出土：古墳時代中期の土器

古墳時代前期の竪穴住居跡

発掘調査報告書（7.89Mb）
	テーマ展解説書（1,852KB）