イベント・テーマ名 速報展
諏訪木遺跡出土埋蔵銭
実施日 平成21年4月8日(水)~平成21年5月8日(金)平日開館
特別開館日4/12(日)・4/19(日)・4/26(日)
 諏訪木遺跡(すわのきいせき)は、市内上之(かみの)地区に所在し、これまでに計6回の発掘調査が行われています。平成20年度に実施した諏訪木遺跡の発掘調査では、室町時代(約600年前)の「埋蔵銭」が発見されました。
 「埋蔵銭」とは、地中にお金(古銭)を埋めたもののことを呼びます。お金は97枚前後で1束になっており、数段重なった状態で発見されました。
 お金は中国から輸入された渡来銭(とらいせん)と思われ、現時点では詳しい枚数は分かりませんが、おそらく3,000~5,000枚はあると思われます。
 お金を埋めた理由については、戦乱の世に備えて一時的に地中に保管した「備蓄銭説」と神仏にお祈りをするために捧げた「埋納銭説」の2つの説が考えられていますが、今回の埋蔵銭がどちらに当てはまるかは現時点では不明です。ただし、当時上之地区の有力者であった成田氏に関連するものであることは間違いないと思われます。

リーフレット(811KB)


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